地盤改良工事が必要になり、柱状改良をすることになって、柱状改良のデメリットが気になる方はいるでしょうか。
注文住宅を建てる方は、土地の地盤調査をして調査結果によっては、地盤改良工事が必要になります。
地盤改良工事の方法としては、色々なものがありますが、柱状改良をする場合が多いです。
でも、地盤改良工事で多く利用されている柱状改良には、デメリットがあります。
今回は、柱状改良のデメリットの話をします。
柱状改良のデメリット
注文住宅を建てるに前には地盤調査をしますが、地盤改良工事が必要になると余計な出費になるので、がっくりする方も多いです。
なるべく安く地盤改良工事をしたいものですが、地盤調査の結果で地盤改良工事は指定されている場合が多いので、安く地盤改良工事をすることは難しい場合があります。
地盤改良工事では、柱状改良工事を指定される場合が多いです。
柱状改良というのは、土地に何箇所も穴を掘って、その中にセメントを流してセメントの柱を作るので柱状改良と呼ばれています。
建物の下にセメントの柱が何本も出来るイメージになりますが、理論的には建物の基礎の下にセメントの柱が出来るので、軟弱な地盤に対して効果があるように思えます。
でも実際に柱状改良の地盤改良工事の現場を見ると、本当に効果があるのか疑問に思う方も多いと思います。
なぜなら、柱状改良のために地中深く穴を掘った部分に流すセメントが、本当に地中の中で頑丈に固まるのか?と感じる方もいます。
建物で基礎を作るときには、コンクリートの中に鉄筋を通して基礎の強度を高めています。
でも柱状改良工事では、穴を掘ってセメントを流すだけで、鉄筋などありません。
地中深くセメントの柱は形的には作られますが、強度的にはあまり強いものではないと想像出来ます。
地中の中でコンクリートが崩れていたり、折れていることも考えられます。
柱状改良のデメリットを検討
私が自宅の注文住宅を建てるときには、地盤改良工事が必要な土地でした。
私は柱状改良工事を何度も見てきたので、柱状改良工事に対して良いイメージがありませんでした。
また柱状改良工事をした土地を売却するときには、地中深くにある柱状改良のセメントを撤去する必要があります。
そのような要因から私はセメントの代わりに、細かい石を地中の中に入れる砕石パイル工法で地盤改良工事をしました。
砕石パイル工法にして、地盤改良工事のデメリットを感じないで安心して住める住宅になったと感じています。
これから地盤改良工事をする方で、柱状改良のデメリットが気になる方は、砕石パイル工法を検討してみてはいかがでしょうか。
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こちらの記事でも砕石パイル工法について記載しています。
⇒砕石パイル工法のデメリット