新築で外観を失敗と感じる方は意外に多いと思います。
私は注文住宅の会社に勤めていたので多くのお客様の引渡しに立会ましたが、外観で失敗していると感じる新築の外観が多くありました。
例えば新築の外観で失敗と感じるのは、色の配色の問題だったり外壁選びの問題だったり色々とありますが、新築だからこそ感じる外観の失敗と言うものがあります。
今回は、新築外観で失敗の話をします。
新築外観で失敗
新築で外観で失敗と感じる方の多くは、外壁の選択ミスがあります。
サイディングの外壁であれば安いグレードのサイディングは、外観が安っぽく見えてしまい、失敗と感じる方が多いと思います。
外壁は価格と質感が比例しているので、高いグレードの外壁の方が新築で外観を失敗したと感じる確率は減ります。
また、外観で失敗したと感じる外壁としては、ガルバ外壁の外観は失敗したと感じる代表的な外壁です。
デザイナー住宅として初めからガルバ外壁のイメージで作られた外観なら問題ないですが、他の外壁と迷って、ガルバの性能の良さからガルバ外壁を選んだ場合は注意が必要です。
ガルバ外壁はガルバという性質から、倉庫のように見えてしまう外観になりやすいです。
つまり、安っぽく見える感じが強いです。ガルバ外壁の性能は良いのですが、新築での外観で失敗しやすいので難しい外壁です。
新築外観で失敗を検討
新築で外観を決めるときには、住宅会社のパソコンのシミュレーションソフトで確認する場合が多いです。
でも実際に出来上がった新築の外観を見ると、パソコンのシミュレーションソフトとは印象が違うことが多いです。
外壁の質感という部分は、パソコンのシミュレーションソフトでは表現できない部分なので、外壁のサンプルを取り寄せてイメージを膨らませることが大切です。
注文住宅の設計士は、間取りや構造に関しては長い経験から問題がない場合が多いですが、外観というデザインの部分に関しては、あまり得意でない設計士が多いと感じます。
なぜなら、新築の外観のデザインは時代によって変わります。
時代にあったセンスのある新築の外観を望むなら、デザイナー住宅を手掛けるような建築家に依頼するのが失敗しない方法と感じます。
でも実際には、外部の設計事務の建築家に依頼するのは費用的には大変なので、設計士にセンス良く作ってもらうように念を押すことが必要です。
いつもは外観について深く考えない設計士でも、施主からの外観のデザインへのクオリティーの依頼があれば色々と考えるものです。
新築の住宅が完成したときに外観が良くないと、住宅そのものを失敗したと感じてしまう場合が多いので、外観で失敗しないように慎重に検討したいものです。
ちなみに注文住宅が完成して、外観や間取りで後悔している方は多いですが、複数の住宅メーカーで間取りや外観のプランを作ってもらうことで後悔する可能性を少なくすることが可能です。
こちらの記事が参考になります。
⇒注文住宅で後悔しない方法