最近ではマンションの杭問題が色々とありますが
戸建て住宅では地盤改良工事となると柱状改良というのが
一番多い地盤改良方法です。
地盤調査の結果によって、鋼管杭や表層改良などもありますが
柱状改良という縦に穴を掘ってセメントを流す柱状改良が多いと感じます。
地盤改良工事で気になるのが費用の問題だと思います。
今回は、地盤改良 柱状改良費用の話をします。
地盤改良 柱状改良費用
地盤改良で柱状改良費用についてですが
土地の広さや柱状改良の深さによって変わります。
ただし土地が30坪であれば
80~90万円ぐらいの費用が相場です。
最近のマンションの杭問題が起きるまで地盤改良工事となると
余計な費用と考える方は多かったです。
でも杭問題が発生してからは地盤改良に対して
前向きに費用を払う方が増えています。
地盤改良の柱状改良費用は
建物の費用のように値引きが出来るものではありません。
なぜなら住宅メーカーは地盤改良工事を専門業者に依頼しているからです。
柱状改良工事は専門の業者にしか出来ないものです。
またただ単に外注に丸投げというよりも
打ち合わせもしている会社もあるので管理費用が必要になります。
地盤改良 柱状改良費用を検討
地盤改良工事の費用で高い順に並べると
鋼管杭改良⇒柱状改良⇒表層改良の順になります。
費用が一番安い表層改良を望む方が多いですが
地盤調査の結果で決まるので自分で選ぶことは出来ません。
でも地盤というのは住宅の基礎となる部分なので
住宅の中で一番大切な部分です。
どんなに立派な住宅を建てても土台となる地盤が悪いなら
欠陥住宅になってしまいます。
地盤改良費用は惜しまないで払いたいものです。
地盤改良 柱状改良費用のデメリットは?
地盤改良で最も多いのが柱状改良になりますが
深く穴を掘ってセメントを流すのが柱状改良です。
柱状改良には土地の状況にもよりますが
セメントが固まらない可能性や
土地の土壌を汚染するという話があります。
そのような可能性から地盤調査で柱状改良を薦められても
柱状改良よりも鉄のパイプを地中に埋める
鋼管杭改良をする方もいます。
また土地を売却するときには地盤改良をした杭は
撤去する必要があると言われているので
鋼管杭工法の方が売却するときにも有利です。
戸建て住宅の鋼管杭はマンションのように岩盤まで杭は打ちません。
沢山の杭でグリップしているようなイメージになりますが
戸建てはマンションと違い重量が軽いのでそれで問題ありません。
鋼管杭工法だと30坪で100~120万円ぐらいの費用が相場ですが
安心して住めることを考えると
地盤改良は柱状改良よりも鋼管杭工法の方が良いと思います。