これから注文住宅を建てる方で地盤改良工事が必要な方は、柱状改良の六価クロムが気になる方は多いと思います。
六価クロムとは、柱状改良で利用するセメントと土地の土が化学反応を起こして有毒な物質が作られてしまうものですが、これから住む土地で六価クロムが発生したら大変ですよね。
六価クロム対策のことを考えると、柱状改良以外の地盤改良工事も検討する方も多いのですが、基本的には地盤調査会社の推奨している地盤改良工事をすることが良いと思います。
また、柱状改良工事をする方には朗報ですが、六価クロム対策がされている柱状改良工事会社もあります。
これなら、柱状改良で六価クロム対策のことを心配することは少なくなります。
これでも、六価クロムのことが気になる方はいるでしょうか。
今回は、柱状改良で六価クロム対策が気になりますか?の話をします。
柱状改良で六価クロム対策が気になりますか?
注文住宅では土地を購入してから、地盤調査をして住宅を建てるための地盤の強度を計測します。
そして、地盤が緩いとなると地盤改良工事が必要になり、地盤の緩さに応じて表層改良工法・柱状改良・鋼管杭などの地盤改良工事が必要になります。
地盤改良工事では、50万円以上から100万円ぐらいの費用になるので、これから注文住宅を建てる方には、想定外の出費となるので避けたいものです。
でも、地盤というのは住宅を建てるための1番基礎になる大切なものなので、地盤改良工事は適切にした方が良いです。
地盤改良工事では、柱状改良というものが多く利用される場合が多いのですが、柱状改良というのは土地に穴を掘ってセメントを流してセメントの柱を何本も作る地盤改良工事です。
土地にセメントの流すことで、土壌の土とセメントが化学反応を起こしてしまい六価クロムという有毒な物質が作られる場合が稀にあります。
私が住宅メーカーに勤めていた当時は、六価クロム対策をする柱状改良工事はなかったのですが、幸いなことにも六価クロムは発生しませんでした。
でも、私の実家がある葛西では、近所の住宅で六価クロムが発生して問題になっている土地は存在していました。
最近の地盤改良工事会社では、六価クロムが発生しないセメントを利用したり、六価クロムの発生をテストする地盤改良工事会社もあるので、以前よりも六価クロム対策を気にする必要はないと感じます。
柱状改良で六価クロム対策を検討
私が自宅の注文住宅を建てた当時は、柱状改良工事の六価クロム対策というのは知られていなかったです。
ですので、私の自宅で地盤改良工事が必要と判断されて柱状改良工事を推奨されましたが、心配性の私は六価クロム対策のために柱状改良工事ではないハイスピード工法という天然の石を利用する地盤改良工事を採用しました。
柱状改良よりもハイスピード工法は40万円ほど費用がアップするものでしたが、六価クロム対策としては安心安全と考えました。
でも、ハイスピード工法というのは地盤改良工事をするときに土地が波打つほどに揺れるので、これから注文住宅を建てる場所の近所に既存住宅が建っているときには、クレームになりやすいので難しい工法だと思います。
その点、柱状改良というのは地盤改良工事をするときに揺れというものはあまり発生しないので、既存住宅が建っている中でも可能です。
また、ハイスピード工法よりも費用的にもリーズナブルになるので良いと思います。
私が今、地盤改良工事をするならハイスピード工法よりも六価クロム対策をしている地盤改良工事会社で柱状改良の地盤改良を選択しますね。