外断熱工法で木造のデメリットが気になる方はいるでしょうか。
木造の戸建住宅の断熱には、外断熱工法と内断熱工法の2種類があります。
木造住宅の殆どが、柱の内側に断熱材を詰める内断熱工法です。
でも、最近では木造でも柱の外側に断熱材を設置する外断熱工法も増えています。
木造住宅で外断熱工法をするデメリットはあるのでしょうか?
今回は、外断熱工法で木造のデメリットとは?の話をします。
外断熱工法で木造のデメリットとは?
外断熱工法で木造のデメリットについてですが、色々なデメリットの説があります。
私が住宅メーカーに勤めていたときには、木造住宅では内断熱工法が標準仕様でした。
お客様の希望があれば、外断熱工法も対応をしていましたが、標準仕様でないためにコストも高くなりますし、技術的なデメリットも感じました。
実は、私が自宅の木造住宅を建てるときにも、外断熱工法を検討しましたが、外断熱工法のデメリットとして技術的な問題がありました。
木造住宅で外断熱工法というのは、硬質ウレタンの板を柱の外側に貼り付けます。
貼り付けるときには、ビスを利用しますが、このビスがデメリットとしてあると言われていました。
硬質ウレタンの厚みが増えるとビスが届かなくなってしまうので、ビスの長さ分の厚みの硬質ウレタンしか貼り付けることが出来ません。
断熱材の厚みだけで考えるなら、内断熱工法の方が断熱材の厚みは大きいです。
外断熱工法で木造のデメリットを検討
外断熱工法で木造のデメリットとして、外断熱の硬質ウレタンを貼り付けるビスの問題を伝えました。
また、実際に外断熱工法で木造住宅の現場に行きましたが、外断熱の部分を手で触れると断熱材がグラグラと揺れる感じがありました。
外断熱工法の木造住宅は、安定していない感じだったので、やはり木造住宅では、実績が豊富な内断熱工法の方が安心できると思います。
もちろん、鉄骨住宅では外断熱工法が一般的ですので、住宅の構造にあった断熱工法を選択することが大切だと言えます。