間取り失敗ランキングというものがSUUMOのサイトに掲載されています。
これから注文住宅を建てる方は、間取りで失敗しないようにランキングを見て、同じ失敗をしないように注意するのではないでしょうか。
間取り失敗ランキングの詳細を私の経験と合わせて話をしたいと思います。
今回は、間取り失敗ランキングを見た感想の話をします。
間取り失敗ランキングを見た感想
間取り失敗ランキング10位・ニオイの伝わりで失敗
ニオイの伝わりで失敗を感じているのは、二世帯住宅で玄関のみ共用の間取りの方が感じている失敗です。
二世帯住宅で玄関のみ共用の間取りというのは、物件的にはかなり少ないですが、玄関のみ共用の二世帯住宅にするなら、完全分離の間取りにした方が良いですね。
間取り失敗ランキング9位・屋外空間の広さで失敗
バルコニーでバーベキューやテーブルが置けないことに失敗を感じる方がいるようですが、屋外空間は洗濯物を干すだけの空間として十分だと思います。
逆にバーベキューやテーブルを置いても全く利用しない屋外空間の方が、失敗と感じる方が高いと思います。
間取り失敗ランキング8位・生活動線で失敗
生活動線は間取りの永遠なるテーマにも感じますが、結構難しい問題とも感じます。
例えば、生活動線の失敗として2階浴室にしたときに1階に洗面所がなくて失敗と感じている方がいますが、私の自宅も2階浴室のために分かる気がしています。
2階浴室にする際には、1階部分にもトイレとは別に手洗い所を用意する方が良いですね。
間取り失敗ランキング7位・暑さ寒さで失敗
高気密高断熱住宅だからと吹き抜けの間取りにしたが、吹き抜けの間取りは寒くて暑い場合が多いです。
高気密高断熱住宅でも、暑さ寒さのことを考えるなら吹き抜けの間取りは作らない方が良いですね。
間取り失敗ランキング6位・明るさ暗さで失敗
部屋が暗くなることを心配して、天窓を付けすぎて失敗している方もいます。
明るい部屋を希望するあまりに、2階リビングで勾配天井の南側に天窓を8箇所も設置した方を知っていますが、明るすぎる部屋も意味がないですね。
暗くもなく明るくもない調度良い明るさの部屋がベストだと言えます。
間取り失敗ランキング5位・視線で失敗
注文住宅の土地購入で南側道路の土地が日当たりが良くて人気がありますが、南側道路の土地はリビングにいると外からの視線が大変気になります。
私の実家は、南側道路の土地でしたが、外からの視線や音が気になる庭で快適なリビングとは感じたことがありません。
私が購入した自宅は、北側道路の土地でしたが、外部の視線が気になることがない快適な暮らしが出来る土地でした。
視線というのは、快適に暮らすために重要なポイントだと思いますね。
間取り失敗ランキング4位・コンセント・照明スイッチで失敗
コンセントの配置というのは、住んでから使い勝手が分かるものです。
部屋の隅にコンセントを配置する方が殆どですが、部屋の真ん中にコンセントを配置する方が使いやすいと思います。
とにかく、コンセントの配置は少ないよりも多い方が良いので、なるべく多くコンセントを設置したいものですね。
間取り失敗ランキング3位・音問題で失敗
2階の足音、食洗機や洗濯機の音などの音問題。
外部の音問題もありますが、意外に気になるのが室内の音。
子供部屋と夫婦の寝室は、音が伝わらないように離した方が良いですね。
間取り失敗ランキング2位・部屋の広さで失敗
広くても狭くても失敗する部屋の広さ。
例えば、寝室の最適な広さは10畳ぐらいですが、20畳の広さの寝室だと落ち着かないものです。
各部屋には、調度良い広さというものがあることを知っておくことも大切ですね。
間取り失敗ランキング1位・収納のつくりで失敗
収納のつくりは、間取り失敗ランキングでもダントツトップに感じる方が多いと思います。
家全体の2割ぐらいを収納として作ると、収納として十分なスペースになると言われていますが、間取りを優先すると収納場所は少なくなる傾向があります。
収納場所は余裕を持って確保するようにしたいものです。
間取り失敗ランキングを検討
間取り失敗ランキングについてコメントをしましたが、間取り失敗ランキング以外でも間取りの失敗は色々とあると思います。
間取り失敗ランキングの多くは、設計士の意見に従えば失敗することはないものばかりだと感じます。
大手ハウスメーカーの中には、施主の希望でも稟議が必要で自由な間取りが作れないハウスメーカーがありますが、ある意味正解だと思います。
間取り失敗ランキングに出るような間取りは、素人的な考えで作られてしまう場合が多いですね。
注文住宅の設計士を信頼して、間取りを任せることが出来れば間取り失敗ランキングに出るような失敗はないと思います。