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注文住宅 間取り

注文住宅の間取りで中庭と吹き抜けは止めた方が無難

更新日:

注文住宅の間取りで人気があるのは、中庭と吹き抜けの間取りです。

開放的な吹き抜けの空間の明るいリビングと中庭のプライベート感溢れる空間で、お茶を楽しむことを夢見る方も多いと思います。

でも実は実際に住んでから中庭と吹き抜けの空間は、不要と感じる方も多いのも事実です。

注文住宅は、3回建て直しをしないと満足する住宅が出来ないと言われていますが、初めて建てる注文住宅の間取りで後悔しない満足出来る間取りするようにしたいですね。

今回は、注文住宅の間取りで中庭と吹き抜けは、止めた方が無難という話をします。

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注文住宅の間取りで中庭と吹き抜けは、止めた方が無難

私は住宅メーカーに勤務していましたが、自宅を自社で建てるときに中庭と吹き抜けを希望しました。

家の真ん中に、中庭という外から一切見られないプライベートな空間は、テレビの住宅訪問番組で見ると素敵に感じるものでした。

また、テレビや雑誌で登場するオシャレな住宅というと、吹き抜けのあるリビングが多いのですが、天井を高くした広々した吹き抜けの空間は、とても憧れるものでした。

私が住宅メーカーに勤務していた経験で言うと、実際に注文住宅の間取りで吹き抜けを希望する方は多く、一番人気な間取りとも言えます。

でも、私は住宅メーカーの社員だったので、自宅を建てるときには社員の現場監督や大工さんには、本音で色々と言われたのですが、中庭と吹き抜けは止めた方が良いと強く言われました。

そして、私は自宅の注文住宅では、当初作っていた下記の中庭コの字間取りも吹抜の間取りも諦めました。

イメージ画像

中庭コの字間取り画像

間取り図

間取り図1F画像 間取り図2F画像

 

注文住宅の間取りで中庭をやめた方がよい理由

中庭をやめた方がよい理由として色々とありますが、一番大きな理由として費用の問題があります。

家の真ん中をコの字にして中庭を作ると、外壁の角が増えます。
その分、コーナー専用の外壁の部品が必要になり割高になります。
そして、外壁のコーナーの部品は他より高いものなので、中庭を作ることで費用が掛かることになります。

また、建物を建てるための足場もコの字に合わせるために複雑な形状になるために費用がアップします。

上記のプランでコの字の中庭を作ると、予算が100万円ぐらいアップするので中庭は諦めました。
でもその代わりに、L字の形の家にしたので一応中庭はある住宅になっています。

下記が実際に建てた自宅の間取り図です。

イメージ画像

自宅間取り1階画像

自宅間取り2階画像

間取り図  ※キッチンとリビングの配置はこちらに変更しています。

間取り図1F画像

間取り図2F画像

私の自宅で中庭や吹き抜けの間取りを止めて自宅を建てた後に、自社のお客様で口の字の中庭やコの字の中庭を作った方の家へ訪れたことがあります。

でも、狭い土地に坪庭みたいに作った感じの日当りが悪い中庭は、あまり快適なものでないと感じました。

中庭を作るのなら大きな面積にする必要があると感じます。
また、坪庭みたいなものに高い値段をかける必要はないと感じました。

もちろん、人それぞれの価値観があります。
中庭を希望される方は、実際に中庭のある家に見学してみることが良いと思います。

ただし、住宅展示場のような広い土地と広い延床面積の間取りではなくて、実際に自分の購入する土地と同じぐらいの広さで中庭の間取りを作っている住宅を見ることがポイントですね。

そうすることで、自宅で中庭を作ったときのイメージがより具体的に体験することが可能です。

注文住宅の間取りで吹き抜けをやめた方がよい理由

実際に私が住宅メーカーに勤めていて感じたのですが、注文住宅で吹き抜けの間取りを希望される方は、1番多いと感じます。

太陽の光が差し込む明るく天井の高い開放的なリビングは、多くの方が気持ち良いと感じ憧れる間取りです。

でも、なぜ大工さんや現場監督は、私が自宅の注文住宅建てるときに、吹き抜けを止めることをオススメしたのでしょうか?

吹き抜けの色々な問題

現場監督や大工さん曰く、吹き抜けにした部分は壁紙のクロスがはがれやすいという欠点があると言います。

クロスが剥がれやすい部分は、吹き抜けの高い部分なので足場をかける必要があるので、費用もかかるので大変という理由でした。

また設計士の話では、吹き抜け部分を作ると家の構造が弱くなると言い、耐震性の問題も言われました。

そして、実際に吹抜のある住宅に住んでいる方の話では、吹き抜けを作ると暖かい空気が上に行くので冬は寒いと言い、光熱費もかかる話をしていました。

吹き抜け作ることで天井が高く明るい開放感というメリットよりも、吹き抜けを作る方が色々とデメリットの方が多く感じるようになったので、私の自宅では吹き抜けの間取りもやめました。

そして、自宅が完成した後に実際に吹き抜けのある家に訪れたときに、光熱費がかかるので吹き抜けを塞ぎたいという話を聞いて、私の自宅で吹き抜けを作らなくてよかったと安心しました。

また、実際に天井に高い住宅に住んでみると、天井の高いことへの開放感を感じるメリットよりも、天井が高いことで暖房器具の効率が悪くなるデメリットの方が気になる方が多いことを知りました。

最近の注文住宅やマンションの間取りでは、天井が高いことをアピールしている住宅メーカーもありますが、天井の高さは普通の高さの方が住みやすいと思いますね。

それでも注文住宅の間取りには夢や希望がある

でも、注文住宅の最大の特徴は、自分の住みたい間取りを住む!ということです。

吹き抜けを作りたい!と強い希望のある方は、デメリットも承知して作った方が良いと思います。
吹き抜けを作って後から不便を感じたら、あとから吹き抜けを閉じることも場合によっては可能です。

同様に中庭も予算と相談して、どうしても作りたいなら作った方が良いと思います。

注文住宅というのは、あなただけのオーダーメイドの家。
他の人に色々言われたくないものです。

でも、あえて言うなら、注文住宅の間取りで後悔しないで成功するためのポイントとしては、複数の住宅メーカーでプランを提案してもらうことだと思います。

複数の間取りプランを比較検討することで、自宅の土地にあった1番ベストな間取りを自然に決めることが可能なんですよね。

下記の記事で間取りで後悔しない方法を詳細に伝えているので、クリックして読んでみると複数の住宅メーカーで間取りを作る価値が、より具体的に分かると思いますよ。
⇒家の間取りで後悔しない方法

以上、注文住宅の間取りで中庭と吹き抜けは、止めた方が無難の話でした。

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