ダイライトとは?なにか気になる方はいるでしょうか?
ダイライトとは構造用面材の一種ですが、木製構造用パネルに変わり耐力壁として利用するものです。
最近の木造軸組工法では耐震性を高めるために、柱の部分に耐力壁を設置して壁倍率を高めます。
耐力壁として利用するものは、コンパネと呼ばれる木製パネルが一般的でしたが、最近では木製パネルをデメリットを改善するためにダイライトなどの他の種類の耐力壁が増えています。
ダイライトとはどのようなものでしょうか?
今回は、ダイライトとは?の話をします。
ダイライトとは
ダイライトとは、地震や火災に強い耐震ボードです。
木製の耐震ボードでは、シロアリの影響を心配したり、湿気を吸収するので経年劣化の心配もあります。
ダイライトは、木製ではなくて火山性ガラスが原料になっているので、シロアリの心配が必要がありません。
また湿気を吸収して経年劣化することがないので、木製の耐震ボードよりも安心することができます。
最近ではローコスト住宅と呼ばれるものでも、耐震性を高めるためにダイライトを採用している住宅が多いですが、標準仕様でダイライトを採用している住宅に住めることは、お得だと思います。
ダイライトのデメリットを検討
ダイライトはシロアリや経年劣化の心配が少ない耐震ボードですが、デメリットはないのでしょうか?
ダイライトのデメリットは、木製の耐震ボードよりも値段が高いことがデメリットとしてあります。
でも、ダイライトを標準仕様としている住宅メーカーであれば、値段が高いというデメリットはあまり気にする必要はありません。
値段以外のダイライトのデメリットを検討すると、ダイライトは割れやすいというデメリットの心配があります。
ダイライトは簡単に手で割れることや、釘を打つときに端が欠けることを心配する方がいます。
正しい施工をしていれば、ダイライトの割れや欠けることのデメリットを気にする必要はないと思いますが、実際にダイライトを利用した住宅での長年の検証が必要だと言えます。
ですので、ダイライトのデメリットが少しでも気になる方は、他の耐震ボードを検討した方が良いと思います。