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SE工法の欠点デメリットとは?

更新日:

SE工法の欠点デメリットが気になる方は、いるでしょうか。

SE工法というのは、木造住宅の柱や梁の部分に金属の金物を利用した工法です。

そして、SEの単語の意味は、Engineering for Safty で安全な工法と言う意味になっています。

でも、本当に通常の木造住宅よりも安全で、SE工法の欠点デメリットはないのでしょうか。

今回は、SE工法の欠点デメリットとは?の話をします。

SE工法 欠点 デメリットイメージ画像

SE工法の欠点デメリットとは?

SE工法の欠点デメリットとしては、コストが高いことと、実績が少ないことがデメリットだと言えます。

無印の家は、SE工法を採用されている住宅なので、施工実績が多いと感じます。

それでも、SE工法を利用した住宅の歴史が短いので、本当にSE工法にデメリットがないのかは未知数だと思います。

もちろん、理論的には通常の木造住宅の梁や柱の部分の繋ぎ目を改良していて強度は問題ないと想定しています。

でも、実際に欠点デメリットがないと証明するのは、長い歴史が必要です。

SE工法の欠点デメリットで火事を心配

SE工法の欠点デメリットとして、火事になったときのことを心配する方が多いです。

SE工法の住宅が火事になったときに、梁を繋いでいる金物が溶けるのではないかと考える方がいます。

実は従来の木造住宅の繋ぎ目の方が、木材だけで繋いでいるので火に強いという考えもあります。

木造よりも鉄の方が火事のときにも安全なのでは?と思う方もいると思いますが、鉄骨住宅と木造住宅では火事になったときに住宅が倒壊する時間では、木造住宅の方が長いという実験データがあります。

鉄というのは、火事で溶けてしまい木造住宅よりも早く倒壊する可能性が高いのです。

木材の伸縮もSE工法の欠点デメリット

木材というのは、気温や湿度の変化で伸縮しています。

柱や梁を同じ木材同士で繋ぐのであれば、同じ木材なので同じように伸縮します。

でも、SE工法は金物を利用しているので、木材の伸縮と金物との伸縮が同じになりません。

これは何が問題になるかというと、木材は伸縮しようとしているのに金物が木材の伸縮を邪魔することです。

木材が膨張しようとしているときに金物が邪魔することで木材に亀裂などのヒビが入ることが考えられます。

実は私の自宅はSE工法ではないのですが、金物工法を採用している木造住宅です。

ドリフトピンという金物を木材に入れるときには、木材が膨張していてドリフトピンが入らないことがありました。

施工の現場では、ドリフトピンを叩いて無理矢理に木材に入れて固定していましたが、木材は伸縮することをSE工法などの金物工法は考慮していないように思いました。

SE工法の欠点デメリットを検討

SE工法の欠点デメリットとして、理論を検証する実績が少ないことだと伝えました。

また、SE工法の歴史が短いので、今後色々な改良も必要だと思います。

住宅の工法というのは、長い時間で検証をすることが必要なものだと考えることが出来ます。

電化製品のように新しい技術を導入すれば良いというのは、違うと考えます。

なぜなら、住宅というのは一生に一度の買い物なので、新しい技術が欠陥があったら大変なことだからです。

そして、住宅の工法で欠点デメリットが発覚しても、それをパソコンのソフトのように修復することは難しいからです。

SE工法を採用しているのは、無印の家と伝えましたが、大手ハウスメーカーではSE工法などの金物工法を採用していないハウスメーカーも多くあります。

金物工法のSE工法だけではなくて、断熱材などに関しても大手ハウスメーカーは従来のグラスウールを採用しているハウスメーカーも多いです。

逆に中小のハウスメーカーの方が、新しい技術を積極的に導入して大手ハウスメーカーとの差別化をしようとしています。

大手ハウスメーカーが新技術の導入をしないで怠けているわけではなくて、大手ハウスメーカーは長い時間を掛けて安全安心という検証をしていると思います。

特に大手ハウスメーカーでは、年間に何万棟と住宅を建てるので、少しの技術的な欠点デメリットが発覚したときには、膨大な被害を与えることになります。

ですので、SE工法の新しい技術に関して慎重になることは当然かもしれません。

SE工法の欠点デメリットは、これからSE工法の住宅が長い歴史を通して、明らかにしてくれるものだと思います。

以上、SE工法の欠点デメリットとは?の話でした。

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