建売住宅ではスカイバルコニーと呼ばれる屋上庭園がある住宅が増えています。
屋上に大きなバルコニーの庭があると、素敵と思って購入したくなる方が多いと思います。
都会の建売住宅では土地の面積が狭いので3階建てにして屋上を作るスカイバルコニーと呼ばれる間取りが多いですが、実は住んでから感じるデメリットが多くあります。
今回は、スカイバルコニーのデメリットの話します。
スカイバルコニーのデメリット
スカイバルコニーと呼ばれる屋上に大きなバルコニー。屋上でお茶をしたり菜園をしたりと色々な夢を見る方が多いと思います。
でも、スカイバルコニーの屋上庭園のデメリットを知っていないと、あとから後悔する可能性がとても高くなります。
通常の家には屋根がありますが、スカイバルコニーには屋根がありません。
スカイバルコニーの屋上の部分は全てバルコニーとして利用出来ます。
でも屋根というのは住宅にとって、とても大切な役目があります。
スカイバルコニーでは屋根がないことで、色々なデメリットを引き起こしています。
スカイバルコニーでは雨もりのデメリット
スカイバルコニーでは、屋根がないということで雨漏りのリスクが増えます。
通常の屋根がある住宅でも雨漏りの可能性がありますが、スカイバルコニーでは屋根がないのでリスクが増えてしまいます。
屋根がある住宅でも手抜き工事をしているわけではなくても、色々な要因で雨漏りが起きるので、雨漏りというのは住宅業界にとって難しい問題だったりします。
それぐらい難しい問題の雨漏りですが、屋根がなかったら雨漏りのリスクが大変高くなることは当然です。
スカイバルコニーでは防水のために、屋上部分の床に防水加工のペンキのようなものを塗りますが、10年間で防水の塗り直しが必要と言われています。
でも実際には10年以内でも雨漏りの可能性があるので、定期的に確認することが必要です。
スカイバルコニーでは太陽熱のデメリット
通常の住宅では屋根の部分で太陽熱を防いでいますが、スカイバルコニーでは屋根がないので太陽の熱が直接伝わります。
ですので、夏場ではスカイバルコニー下の部屋はとても暑いです。
売れる住宅を作る必要のある建売住宅の住宅メーカーは、見た目のインパクトのあるスカイバルコニーを好んで作る傾向があります。
でも注文住宅で長期保証をしている住宅メーカーでは、スカイバルコニーのような屋上庭園の間取りを作ることを断る住宅メーカーが多いです。
スカイバルコニーを希望される方は、デメリットを検討してみることがとても大切です。