在来工法とピン工法、どちらが良いか検討している方はいるでしょうか?
これから注文住宅を建てる方で構造の在来工法とピン工法を選択できる方は、特に迷うと思います。
私が住宅メーカーに勤めていた5年前には、在来工法が9割でピン工法を選択する方は1割ぐらいでした。
でも時代も変わり、ローコスト住宅メーカーでもピン工法が標準仕様として採用しています。
ですので、耐震性の高いピン工法を選択する方が増えていると思いますが、実際には在来工法とピン工法のどちらが良いのでしょうか?
今回は、在来工法とピン工法、どちらが良い?話をします。
在来工法とピン工法、どちらが良い?
在来工法とピン工法、どちらが良い?と聞かれたら、私ならどちらでも良いというのが回答になります。
住宅メーカーの標準仕様がピン工法であればピン工法を選択しますし、ピン工法がオプションで在来工法が標準仕様であれば在来工法で良いと思います。
吹き抜けで柱を見せる場合であれば、ピン工法にした方が余計な金物が見えなくて美しいですが、それでもあまり在来工法とピン工法と、こだわらなくても良いと感じます。
ピン工法では、在来工法のデメリットを改善しているので耐震性が高いのでは?と思う方も多いと思いますが、在来工法でも構造計算をして耐震性について問題ないので、あまり工法にこだわる必要はないと思います。
在来工法とピン工法を検討
私が自宅を建てるときにも、在来工法とピン工法を選択することが可能でしたので、色々と検討してピン工法を選択しました。
一生に一度の住宅作りということで、後から後悔したくない気持ちからピン工法も選択しましたが、実際に住宅が完成して生活をしてみると、在来工法やピン工法など工法についてまで、こだわる必要はないと感じています。
もちろん、耐震性のことが気になって在来工法からピン工法を選択しようと思う方であれば、ピン工法にして制振装置を設置することがオススメになりますが、在来工法だからと言って耐震性に問題がある訳ではないと私は思います。
また、在来工法やピン工法などの構造について検討するよりも、間取りと外観デザインとフローリングの色など、住宅が完成し生活をして目に見える部分ついて後悔しないように検討する方が価値が高いと言えます。
注文住宅を建てるときには色々な物を選択をしますが、全ての物にはメリットとデメリットがあって、デメリットが全くない完璧な住宅というのは存在しないことを注文住宅について詳しくなるほど知ると思います。
在来工法とピン工法、どちらが良い?という質問に対しては、あまりこだわる必要がないというのが、私の回答です。