これから住宅購入を検討している方で、住宅用断熱材を比較している方はいるでしょうか?
マンションや建売住宅を購入する方は、既に住宅が完成しているので住宅用断熱材について気にする方は少ないと思います。
でも、注文住宅を購入する方は、そして、フル注文住宅で住宅用断熱材を選べる方は、色々な住宅用断熱材を比較検討して、何が良い住宅用断熱材か分からなくなると思います。
私も住宅用断熱材で比較して、色々と悩んだ経験がありますが、あることに気づきました。
今回は、住宅用断熱材を比較して気づいたことの話をします。
住宅用断熱材を比較して気づいたこと
住宅用断熱材を比較して、気づいたことは、住宅用断熱材という単品だけを比較して考えるのではなくて、住宅としての全体を考えることが大切。
ということです。
大手ハウスメーカーでは、住宅用断熱材やその他の仕様が決まっているものが殆どです。
大手ハウスメーカーの注文住宅というのは、間取りやフローリング材などの色を選択するぐらいの場合が多いです。
そして、大手ハウスメーカー以外の住宅メーカーでは、フル注文住宅と言って、住宅用断熱材を自由に選べることはもちろんですが、住宅の構造や工法まで自由に注文して住宅を作ることが可能な場合が多いです。
つまり、大手ハウスメーカーでは住宅の規格が決まっていて、それ以外では、住宅の規格が決まっていない。
とも言えます。
大手ハウスメーカーでは、年間何千棟という住宅を作るので、住宅の規格を会社として作る必要があります。
逆に小さな住宅メーカーでは、会社として住宅の規格というのを作るよりも、お客様の希望を取り入れる住宅を作る傾向が多いです。
ですので、大手ハウスメーカーでは住宅用断熱材を選択することは、できない場合が多く、小さな住宅メーカーでは住宅用断熱材を比較検討して、自由に選択できる場合が多いです。
住宅用断熱材を比較を検討
住宅用断熱材を比較して、自由に選択出来る住宅メーカーの方が良いと考える方も多いかもしれません。
でも、実はそこが危険だったりします。
なぜなら、大手ハウスメーカーは数多くの住宅を作ってきた経験というノウハウから、一番ベストな住宅用断熱材を選択して、それに相応しい工法を選択しています。
比較検討して選択した住宅用断熱材に相応しい工法の壁や屋根を計算しています。
一方で、小さな住宅メーカーは、お客様の希望で住宅用断熱材を選択しますが、壁や屋根の工法は、どのような断熱材を選択しても同じ場合が殆どです。
内断熱用の断熱材と外断熱用の断熱材で、壁の工法が変わることは当然ですが、住宅メーカーの中には、あまり意識していないで、断熱材だけを変えている場合もあります。
もしくは、設計士は何も考えていないけれど、現場で施工ができないので現場監督が考えている場合もあります。
言葉は悪いですが、小さな住宅メーカーでは、お客様の要望で使う材料がいつも変わるので、現場で行き当たりばったりの対応をしている。
とも言えます。
もちろん、施工に問題なければ、行き当たりばったりで住宅を作っても良いですが、何か問題があったら大変なことです。
フル注文住宅は、自作PCのような
住宅購入をデスクトップのパソコンに例えると、気づくことがあります。
大手のパソコンメーカーの場合では、パソコンのスペックというのは決められていて販売されています。
でも、秋葉原へ行くと自作PCと言って、色々なパーツを自由に選択して、自分仕様のパソコンを作成することが可能です。
実は、パーツを自由に選択するパソコンでは、故障率が大手のパソコンメーカーよりも高いです。
なぜなら、自作PCは、パーツのことだけを考えて全体性を考えない場合が多いからです。
自作PCは、単にパズルのように好きなパーツを組み合わせれば良い。
と考えているようでは、プロではありません。
大手のパソコンメーカーでは、色々なパーツを組み合わせて、問題ないことまでを計算し考慮して、パソコンの電源や箱まで作っています。
住宅の話に戻りますが、大手ハウスメーカーは色々な住宅用断熱材を比較検討していることはもちろんですが、その他の住宅用の色々なものを比較検討して、ベストな住宅を提供しています。
住宅用断熱材という住宅の一部だけを考えるのではなくて、トータル的な全体性を考えられて作られたものが価値があると私は思います。