高気密高断熱の住宅なら、工務店が良いと思っている方は、いるでしょうか?
高気密高断熱の住宅というのは、大手ハウスメーカーよりも工務店の方が力をいれてアピールしている傾向があります。
特に高気密高断熱の住宅で気密測定を行っている大手ハウスメーカーは少なく、工務店は気密測定をすることで高気密高断熱の住宅をアピールしています。
では、高気密高断熱の住宅を建てるなら工務店の方が良いのでしょうか。
今回は、高気密高断熱の住宅なら、工務店が良い?話をします。
高気密高断熱の住宅なら、工務店が良い?
高気密高断熱の住宅なら、工務店が良い?という話についてですが、大手ハウスメーカーの住宅は、実際に住宅を建てるのは地元の工務店や大工さんです。
ですので極端な例になりますが、大手ハウスメーカーを選択しても地元の工務店を選択しても、住宅を実際に建てる職人さんは同じになる可能性もあります。
地元の工務店の中には、大手ハウスメーカーの下請けの仕事をしながら、自社独自のオリジナル工法で高気密高断熱の住宅を建てている工務店もあります。
また、高気密高断熱の住宅を手がける工務店の多くは、自社独自で高気密高断熱を建てるというよりは、高気密高断熱住宅を建てるノウハウを提供する会社とフランチャイズ契約して、高気密高断熱のブランドの商品を手がける場合が殆どです。
私は工務店レベルのハウスメーカーに勤めていましたが、自社独自の高気密高断熱工法と高気密高断熱で有名な商品の住宅を手がけていました。
高気密高断熱の工務店を検討
高気密高断熱の住宅というのは、工務店の方が強くアピールしている傾向があります。
なぜなら、工務店が大手ハウスメーカーとの差別化をするには、高気密高断熱の部分で勝負するしかないこともあります。
大手ハウスメーカーには、ローコストで有名なハウスメーカーも含まれますが、一般的に工務店の住宅というのは価格が高いです。
大手ハウスメーカーは、年間何百・何千棟と住宅を手がけます。
でも、工務店というのは年間数十棟という工務店も多いです。
そして棟数が少ないので、材料や住宅設備の仕入れも大手ハウスメーカーよりも高いし、大工さんや職人さんへの単価も高いです。
工務店では、営業的なセールストークとして高気密高断熱をアピールして、価格以外の部分で大手ハウスメーカーとの差別化をしています。
高気密高断熱の住宅を建てたい方は、大手ハウスメーカーの殆どは、気密測定をしていないので、工務店を選択したい気持ちもあると思います。
でも、高気密高断熱以外のことも検討すると、大手ハウスメーカーの方が安心感はあると思います。
なぜなら住宅の満足度というのは、高気密高断熱だけを考えるものではなく、総合的なもので満足度が決まるからです。